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鍵善良房コレクション 鈴木悦郎生誕100年記念 -ひびをたのしく
The Kagizenyoshifusa Collection The 120th Anniversary of Etsuro Suzuki -Enjoy Every Day

2024.11.19(火) ~ 2025.03.09 (日)

戦後の日本を彩り、子どもから大人まで、女性の”あこがれ”が沢山つまった中原淳一(1913-1983年)の雑誌『ひまわり』『それいゆ』。その誌面で挿絵を手掛けた主な作家の一人に、鈴木悦郎(1924-2013年)がいます。
昭和から平成にかけて活躍した悦郎は、優しい色合い、繊細な線、愛らしいモチーフが持ち味で、どこか懐かしさを感じさせつつも決して古びない作風が印象的です。
御菓子司鍵善良房で使われている、淡い色目の包装紙を悦郎がデザインしたことは、知る人ぞ知ること。今も残る歴代店主との手紙のやり取りや、時節の挨拶の品々からも、その親交の深さがうかがえます。また悦郎は包装紙や掛け紙だけでなく、菓子のデザインも手がけています。
本展では鈴木家協力のもと、鍵善が所蔵する絵画作品を中心に、菓子デザインの原画とその木型も展覧いたします。悦郎が描き出した優しくあたたかい世界に触れていただければ幸いです。

  • 原画《花びら餅》 1980年代 アクリル 310×420mm
  • 《陽光》 2001年 アクリル 242×273mm
  • 《みのり》 1985年 アクリル 273×242mm
  • 《ひいな》 1986年 アクリル 273×242mm

鈴木 悦郎(すずき えつろう)1924~2013年
東京・浅草生まれ。舞台美術の仕事を経て、中原淳一のすすめから『ひまわり』『それいゆ』をはじめとする多くの雑誌で挿絵を担当。後年は油絵にも注力し、挿絵だけでなく画家としても活動の幅を広げる。『ぎんのすず』といった絵本の分野でも人気を博し、バレエや舞台のポスターデザインなども手がけた。

展覧会基本情報 Information

開館時間:10:00〜18:00(⼊館は17:30まで)

Opening hours 10:00-18:00(Admission until 17:30)

休館⽇:毎週⽉曜⽇(祝休⽇の場合は翌平⽇)、年末年始(2024/12/28~2025/01/03)

Closed Every Monday,Closed due to the installation of exhibits,New Year's Holiday Closure

入館料:⼀般1000円、⼤学・⾼校・中学⽣700円、⼩学⽣以下無料 ※障がい者手帳などお持ちの方は700円

Admission: Adult 1,000 yen ・Students 700 yen ・Elementary school students or younger Free

主催:ZENBI -鍵善良房- ・京都新聞
Organizer: ZENBI(Kagizen Art Museum)・Kyoto Shinbun


特別協力:鈴木寛
Special thanks: Suzuki Hiroshi


企画協力:井村優三
Producer : Imura Yuzo

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