企画展 染谷聡—trace tracing
Special Exhibition Someya Satoshi Exhibition trace tracing
2026.04.19(日) ~ 2026.07.26 (日)
京都を拠点に活動する染谷聡は、漆の多様な装飾的性質—塗料としての機能、固有の文化的背景、艶や加飾技法に代表される多彩な質感—に着目し、漆を単なる工芸素材にとどめることなく、「メディア」として捉えることで、装飾のあり方を探求してきました。
本展は、このような染谷の漆や装飾に対する眼差しを基盤に、鍵善のお菓子や黒田辰秋の作品、過去の器物などの調査をもとにした作品群によって構成されます。
また、歌人の岡野大嗣氏に協力いただき、染谷による作品と岡野氏の歌を一緒に読み解くことで、鍵善のお菓子を想像する展示も本展の見どころの一つです。
漆というひとつの素材をめぐり、ある眼差しを、また別の誰かが辿っていく。その温故知新的な過程のなかであらわれる、作り手それぞれの素材との向き合い方、その発露を愉しんでいただければと思います。
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ものの景(かげ)〈羊羹〉
2026年 漆、檜など 各140×38×110mm 撮影:来田猛
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お椀獣|き
2026年 漆、お椀(既製)、粘土、拾集物(漂流していた発泡スチロール片、石、枝)など 270×330×210mm 撮影:来田猛
染谷聡 Someya Satoshi
1983年東京都生まれ。幼少期の6年間をインドネシアで暮らし、装飾行為に関心を持つ。2014年京都市立芸術大学大学院工芸科 漆工専攻 博士課程修了。漆を単なる工芸素材ではなく、時間や文化、感覚を媒介する「メディア」としての液体ととらえ、「装飾」を人と自然、歴史との交感を可能にする読み物として表現を行う。2015年京都市芸術新人賞受賞。
展覧会基本情報 Information
開館時間:10:00〜18:00(⼊館は17:30まで)
Opening hours 10:00-18:00(Admission until 17:30)
休館⽇:毎週⽉曜⽇(祝休⽇の場合は翌平⽇)
Closed Every Monday,Closed due to the installation of exhibits,New Year's Holiday Closure
入館料:⼀般1000円、⼤学・⾼校・中学⽣700円、⼩学⽣以下無料 ※障がい者手帳などお持ちの方は700円
Admission: Adult 1,000 yen ・Students 700 yen ・Elementary school students or younger Free
主催:ZENBI -鍵善良房-
Organizer: ZENBI(Kagizen Art Museum)
協賛:株式会社SGC
Special thanks: SGC Co., Ltd.
協力:岡野大嗣、浄法寺歴史民俗資料館
Cooperation: Daiji Okano, Joboji Museum of
企画:井村優三(イムラアートギャラリー)
Producer: Imura Yuzo(Imura art gallery)
